初乗り40円違いでも距離を走ると大きな差に
初乗り運賃から見るタクシーメーター加算額の違い
一般のタクシーは地域によってタクシーメーター料金が変わりますが、数十円の初乗り運賃の額についてさほど気にしたことはないかもしれません。
タクシーメーター料金は国土交通省の認可運賃制度によって認可を受けなければならないのですが、実は様々な料金の選択肢があり、初乗りの額の選択のうえ、さらに大型、普通、小型など車両に合わせてタクシーメーター料金を設定できるようになっています。
初乗りの運賃の違いが数十円でもその後のメーター料金の上がり方が違うので覚えておくと参考になると思います。
15km実走した場合の料金をシミュレーションしてみましょう。
初乗り料金 | 1.2kmまで\500 |
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迎車料金 | 1回あたり¥300 |
※以降メーター運賃 | 264mごと¥100 |
※時間距離併用運賃 | 1分35秒ごとに¥100 |
迎車\300+\500+\5200=\6000
初乗り料金 | 2kmまで\740 |
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迎車料金 | ¥740(2km上限スリップ制) |
※以降メーター運賃 | 288mごと¥90 |
※時間距離併用運賃 | 1分45秒ごとに¥90 |
迎車\740+\4680=¥5420
初乗り料金 | 2kmまで\780 |
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迎車料金 | ¥780(2km上限スリップ制) |
※以降メーター運賃 | 258mごと¥90 |
※時間距離併用運賃 | 1分35秒ごとに¥90 |
迎車\780+\5220=¥6000
上記のようにそれぞれタクシー料金の設定によって計算の仕方がちがうことがわかります。
交通渋滞などで走行スピードが10km/h以下になれば時間距離併用運賃が加算になります。こちらも上記のように20分渋滞にはまったとすると「横浜・川崎・横須賀・三浦エリアのタクシーメーター運賃」は\1200。「弊社運賃」では\990。「A社運賃」では¥1200の加算になります。合計は以下の通り
「横浜・川崎・横須賀・三浦エリアのタクシーメーター運賃」 ー \7200
「弊社運賃」 ー ¥6410
「A社運賃」 ー \7200
介護タクシーではタクシーメーターの運賃のほかにサービス料金も事業者によってまちまちですので、料金についてはあらかじめお問い合わせの上ご利用いただくことをお勧めいたします。